もの凄くおおざっぱに解説してみる試み

 流石に「手に負えない」感を否定できなくなってきた地震に起因する原発事故ですが、被爆国であり放射線が目に見えないことも絡み、よく判らないモノに対する拒絶反応も大きいのではと思われます。と言う訳で今回の事故について力の限り平易に解説してみる努力をしてみます。

取り敢えずの定義
・放射能=放射線を出す力
・放射線=アルファとかベータとかガンマとか
・放射性物質=放射線を出す物質

 そもそも放射性物質って何なのかと言えば、自分の存在を維持できず壊れている途中の物です。壊れて最後には別の物になります。壊れる途中で放射線やら熱やらを出します。放射線は他の物質を壊すのにも使われ、いわゆる玉突き的に崩壊させることができるようになれば大きな熱になります。この状態を臨界と呼び、この熱を瞬間で使うのが核爆弾、ゆっくり使うのが原子力発電となります。

 一度臨界に持って行ってしまえば壊れて別の物質になるまで勝手に熱を出し続けるので大変廉価に熱を得ることができます。反面、大量の放射線は生物の体細胞や DNA も壊すので短期的にはやけどに似た症状を起こしたり細胞の分裂を止めてしまい、長期的にはがん細胞へ変化させてしまう害があるので隔離する必要があります。少量の制御された放射線では人体を通過する特性を使ったレントゲン撮影、或いはがん細胞を壊したりと言った利用法もあり、害だけではありません。

 福島第一原発で起こっている問題は、臨界は止められたけど自分が壊れるときに発する熱を冷やす機能が失われたことです。自分の熱で溶け落ちることを有名なメルトダウンと呼びます。そのまま放っておくと原子炉の壁をも溶かして漏れてしまうので一生懸命冷やしているのですが、水は蒸発して圧力が上がり、圧力が上がると水が入らなくなり、無理すると入れ物が破裂します。それを人力で制御しようとしているのですから大変なんです。ましてや地震と津波であちこち壊れています。何とか冷まして欲しいところですが...

 ...無理でした > 平易な解説

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