仮想化の実際

もっとも、後者は元々動作保証環境に Windows9x 系は入っておらず、リアルな Windows98SE で動いていたのがフロックかもしれません。再認証を求められた2タイトルは、一つは素直にディスクを読ませて OK、もう一つは認証回避ファイルをメーカより取得していたので適用して起動。もっとダメかと思っていたら意外に拍子抜け(笑)。もっとも、仮想環境では認証レベルを落としているとの噂(?)もあるので、その辺が影響している可能性もあるかもしれません。
仮想環境のパフォーマンスですが、ホスト側の Windows7 が Athlon2 x4 で動いていますから、鬼畜王ランスの Xspec も画像の通り一桁台(数字の小さい方が高速)。当時のターゲット環境が Pentium2 200MHz ですからね、それで Xspec 3桁を目途にしていたのですから、そりゃ軽いでしょう(笑)。てか、こんな”軽い”ベンチじゃ測れませんわね。
(ちなみに、鬼畜王ランスは現在配布フリー宣言されたタイトルですので、未入手で興味のある18歳以上の方は落としてみると面白いかもしれません。上記の通り現在の仮想環境でもスイスイ動きます)
尚、Windows9x 系の既存環境を VMware へ移植するには以下の注意点があります(凧的備忘録)。
・PCI to PCI ブリッジがひたすら検出される
VMware では PCI to PCI ブリッジが30個以上あります。初回起動時はその数だけ検出してドライバインストールを求められるので、ひたすら耐えましょう。
・エミュレーションしている音源が Sound Blaster Ensoniq PCI
これ、Windows9x 系では標準でドライバを持っていません。クリエイティブのサイトからドライバと、MIDI 用音源ファイルを落としてインストールする必要があります。拙宅では以前使ったことがあったのでそのまま認識しました(笑)。
・不明のデバイス対処法
vmx ファイル内で「ehci.present = "FALSE"」「vmci0.present = "FALSE"」と設定。